HAPPY クリスマス



「朋也、せっかくのイブだしどこか行きましょうよ」

  と言いながら、学校の帰り道、杏が腕に抱きついてきた。

「う〜ん。そうだな。でもどこに行く?」

「まずは、商店街に行って、そのあと家に来ない?」

「まぁ、杏がそれでいいならいいんだが」

 どっちにしろ、商店街にアレをとりに行かないといけないしな。

 でも、あの杏の両親と会うのは疲れるんだよな、正直。

 どこぞのパン屋のアホアホ夫婦とそっくりで・・・

「今日は、お父さんもお母さんもいないんだ」

 杏のそんな言葉にちょっと期待してしまった。まぁ、イブだし。

「あっ、朋也、今変なこと考えてたでしょ〜」

「そ、そんなことないぞ」

 くっ、図星つかれたぞ

「本当〜?」

「ほ、本当だ。それより、早く行くぞ」

「そうね。夕方までには家に帰りたいから」


・・・・・
・・・・・
・・・・・

商店街は、イブということもあって多くの人が歩いていた。

「すごい人ねぇ。あっ、朋也ちょっと待ってて。10分くらいで戻るから」

「あぁ、いいけど。どうしたんだ?」

「いいから。ちょっと待ってて」

 というと、杏はどこかに走っていった。

 そういえば、ここって、あの店の前じゃん

 俺は、前からバイトをしていて、
 
 杏のためのクリスマスプレゼントを注文していたのだ

「ありがとうございました〜」

 俺は、店員から注文してたものを受け取ると、

 また、同じ場所で杏を待った。


 しばらく、待っていると杏が走ってきた。

「ごめんね、朋也。待たせちゃって」

「いいや、大丈夫だ」

 ちょうど、受け取るものも受け取ったし

 あとは、これを渡すだけだな

「なぁ、杏。あの場所にいかないか?」

「あの場所?いいけど」

 二人の間では、”あの場所”とは杏がボタンを拾った場所で

 それと・・・・


・・・・・
・・・・・
・・・・・

 目的の場所に着くと俺は、

「杏、ちょっと目つぶってくれるか?」

 杏はうなずくと、目をつぶってくれた

 俺は、さっき受け取った、包みから、物を取り出すと

「メリークリスマス。杏、これからもそばにいてくれ」

 と言って、首にそれをかけ、唇をあわせた

 そして、目を開けた杏は

「えっ、このネックレスって・・・・」

 その用意してたものとは、かなり前にデートしたときに

 杏がじーと欲しそうにみていたネックレスだったのだ。

 少々高かったのでその時は、買えなかったのだ。

「あっ、もう一つある・・・"T"って朋也のT?」

「あぁ、そうだ。俺からのクリスマスプレゼントだ」

「ありがと〜。大切にするね。今度は朋也が目をつぶって。

 あたしからもプレゼントがあるの」

 俺は杏に言われて目をつぶった

 
「メリークリスマス。朋也、これからもよろしくね」

 首に、金属の冷たさが走ったが、

 次の瞬間、唇に暖かい温もりが12月の寒い空気をふさいだ

 しばらくして、温もりが離れると俺は目をあけた

「ん、これは、お前に買ってやったやつと同じやつじゃないか」

 なんと、杏が俺の首にかけたネックレスは、俺が杏に

 買ったネックレスと同じものだった。しかも"K"の文字のネックレスもあった

「なんだ、二人してお互いに、同じもの買ってたのか」

「そうだったんだね。あの店でネックレス買ったの朋也だったんだ。
 
 この前、見たとき売り切れてたから」

「あぁ。ありがとう、杏。俺も大切にするよ」

 と言うと、俺はまた、杏と唇をあわせた。

・・・・・
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・・・・・

「そろそろ、あたしの家に行かない?」

「そうだな、だいぶ寒くなってきたしな」

 えへへへへというと、杏は腕に抱きついてきた


「で、お前の家で、なにするんだ?」

「実は、昨日ケーキ作ったから、朋也と一緒に食べたくて」

「おっ、それは楽しみだな」

「あんまり、期待しないでね、ケーキは初めてだったから」

「俺は、杏の作ったものなら、なんでもいいぞ」

「ありがと・・・でね・・・そのあと・・・・」

 杏は、顔を真っ赤にしながら、下を向いた

「杏さえよければな」

 俺もきっと杏と同じくらい赤いんだろうなと重いながら言った

 ・・・・俺、すごい幸せだな




 できれば、この幸せが、ずっと続きますように・・・








言い訳

ヘタレな話ですみません。全然まとまってないし
疲れた・・・。クリスマス・イブ用のSS用意してたんですが、間違えて消してしまいました。 OTL
txtデータで保存しといたのが間違いだった。 

構想10分
書き出し1時間

ぎりぎりセーフってことで。(現在23時57分) 話全然だめだけど OTL


あとがき

杏  「ちょっと劉孫、なんなのこの話は」
劉孫「色々と事情がありまして、今年のクリスマスSSはこれで勘弁を」
杏  「来年は、もっと進歩させるのよ」
劉孫「へ〜い」
杏  「あと、制裁は、春原にかわりにやっとくわ。私からのプレゼントよ」
劉孫「ありがとうございます。杏様。さてそろそろ」

劉孫&杏 「ヘタレなSSにここまでお付き合い頂きありがとうございました」



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クリスマスの夜ハルハラは星になった

春原「名前間違ってますよねぇぇぇぇぇぇ〜。しかも扱い悪いしぃぃぃぃ〜」

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