朝〜名雪編〜




  「朝、朝だよ〜」
 「な、名雪か?。ん、なんだ目覚ましか」

ー昨夜
 
 「祐一、この前、『俺が起こしてやる』って言ったよね。だったら、明日から私を起こして」
 「お前、あの目覚まし使って自分で起きてるじゃないか。別に俺が起こさなくてもいいんじゃないか」
 「でも、祐一言ってたよ。それとも・・・あれは、ウソだったの・・・」
 「うっ、それは・・・」
 「明日の朝ごはん、祐一の分だけ、紅しょうが。それともお母さんのジャ・・・」
 「わっ、わかったよ。起こせばいいんだろ。でも俺は、目覚ましなんて持ってないぞ」
 「大丈夫。目覚まし用意してあるから。 はい、祐一。」
 「おい、この目覚ましって・・・」
 「大丈夫。新しい目覚ましだから。明日は、6:00に起こしてね。お弁当つくるから。
  それじゃあお休み〜」
 「ああ」
 「祐一、寝るときは、お休みなさいだよ」
 「あぁお休み」
 「お休みなさい」



 「そうだ、名雪をおこさなければならないんだ」
 

 「おい、名雪起きろ!!弁当つくるんだろ?」
 「うにゃ?」
 「起きたか?」
 「祐一?今何時?」
 「6:00だ。お前が起こせっていったんだぞ」
 「そうだった。着替えていくから、先に下いってて」
 「あぁ」


 「祐一、お母さんは?」
 「秋子なら、夕べお前が寝たあと、急な仕事が入って出かけたぞ。今晩も遅くなるそうだ」
 「なら、私が、朝食も準備するね」
 「やめてくれ。お前は弁当をつくれ」(朝からイチゴづくしになってしまう)
 「わかったよ。でも大丈夫なの?」
 「大丈夫だ。たぶん・・・」
 「じゃあまかせたよ。でも美味しくなかったら、イチゴサンデーね」
 「わかったよ。でもなんで、俺がお前を起こさなければならないんだ? 
  あの目覚ましでちゃんと起きてたじゃないか。」
 「えっ、別に理由なんてないよ。ただ、祐一に起こしてもらいたかっただけだよ」
 「まあいいけど」

 「祐一、焦げてるよ。」
 「気にするな」
 「気にするよ。イチゴサンデーね」
 「はいはい」


 「結局、朝からイチゴのフルコースか」
 「美味しいよ」
 「ニャーニャー」
 「ほら、ピロも美味しいって言ってるよ」
 「本当か?」
 「だって美味しいもん」
 「答えになってないぞ。朝からイチゴ食べてたら、イチゴサンデーいらないだろ」
 「約束は、約束だよ。そうだ、ハイ、祐一お弁当」
 「おっ、うまそうだな」
 「こんなの朝飯前だよ」
 「今は、朝飯中だぞ」
 「祐一、面白くないよ〜。祐一、イチゴサンデー追加ね」

 こうして、秋子さんのいない朝は、過ぎていく。(でもやっぱり、遅刻すれすれで登校)



 終わり




後書き

  まず、低レベルな作品でごめんなさい。
 昔、スタジオOUKAの前進のサークルで作った、同人ラジオドラマの脚本をもとに作ってみました。
 なんか、終わり方がむちゃくちゃのような・・・というかむちゃくちゃですね。
 名雪ED後の秋子さんがいない朝の風景を想像してみました。
  とりあえず、シリーズ化します。でもお気に入りの娘たちしかかかないと思いますが・・・
 え、お気に入り? それは、 名雪・みっしー・さゆりん・美坂姉妹です。あっ、あゆ・マコは、ストーリー自体は好きですよ。(汗)
 次回は、みっしーのお話を予定しています。 あまり期待しないで待っててください。 

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